社員旅行


2015年 北海道

函館、小樽、札幌

2014年 東京・横浜

シーパラ、中華街、浅草他


社員旅行の思い出

 

代表取締役社長 右城猛

 

 

まえがき

 第一コンサルタンツに入社して32年、社長に就任して12年が経つ。ようやく社員と一緒にヨーロッパ旅行ができる会社になれたかと思うと感無量である。

 最近入社した社員には、わが社に苦しい時代があったことなど想像もできないと思う。わが社の経営がここまで来るには、長い年月と先輩社員たちの血のにじむような努力があった。そのことを若い社員たちにも是非知ってもらいたいとの思いで、これまでの社員旅行を振り返ることにした。

 

はじめての社員旅行

 私が第一コンサルタンツ(当時は第一測量設計コンサルタント)に入社したのは昭和61年である。社員は41名であった。それでも高知県内では最大規模を誇るコンサルタントであった。経営は破綻状態にあり、社員の給料は驚くほど安かった。

 昭和62年に社長が創業者の矢野利男氏から新名義弘氏に代わった。矢野社長による経営が行き詰まったためである。ところが、新名社長の誕生直後からバブル経済が始まり、ゴルフ場や住宅団地などの大規模開発が急増した。そのお陰で、昭和63年度決算は1千万円を超える利益が出る見通しがたった。新名社長から、「利益が出るが右城さんどうしましょう」と相談されたとき、即座に「全員で旅行しましょう」と提案し、「伊勢神宮と伊賀の里」へ行った。

 利益が出たといっても借入金がたくさんあり、社員の給料を上げられる状態ではなかった。社員の苦労に報いられるのは、旅行が精一杯だったのである。

 その後、平成元年に「沖縄」、平成3年には「熱海」へ旅行した。

 

はじめての海外旅行

 平成4年10月に新名社長が肺癌のため他界した。そのあとを引き継いだのは小田義人氏であった。

平成4年にバブル経済は崩壊したが、国土交通省の公共事業関係予算は大幅に増えた。アメリカから日米貿易不均衡を是正するため内需拡大を求められ、10年間で総額630兆円という「公共投資基本計画」が策定されたためである。

 この影響で平成4年には過去最高の7千万円を超す利益を上げることができた。社員は74名に増え、会社には勢いがあった。

 創立30周年となる平成5年の社員旅行は、小田社長の提案で「ハワイ」に決定した。初めての海外社員旅行である。

 

恒例行事となった社員旅行

 平成6年からは社員旅行を毎年の恒例行事とし、偶数年は海外、奇数年は国内と決め、平成12年までの7年間に、「香港・マカオ」、「北海道(道央)」、「シンガポール」、「宮崎県」、「オーストラリア」、「北海道(道東)」、「グアム」と社員旅行を続けた。

 受注が順調で、会社経営にゆとりがあったのは平成11年までであった。それ以降は公共事業費が毎年削られ、平成13年からは社員旅行をする余裕がなくなっていた。それでも創立40周年の平成15年にはカナダへ行く計画を立てていたのであるが、鳥インフルエンザが猛威を振るい始め、急遽取り止めた。その代わり、翌年の平成16年に二度目となるハワイへ40周年記念旅行をした。

 

社員旅行を中断

 平成16年のハワイ旅行以外は、平成13年からずっと社員旅行を中断していた。その最大の理由は会社経営の悪化であるが、その他にも理由はあった。

 平成5年から旅行のため社員に毎月3,000円の積み立てをしてもらい、旅行費用の不足分を会社が負担していた。最初は喜んでくれていたが、ある頃から参加率が50%を切るようになってきた。旅行に行かなければ1年間の積立金36,000円が返金されるためである。支給されるボーナスが年々減少していたため、返金される積立金が社員の生活を支える上で必要だったのである。

 参加率が50%を切れば、福利厚生として認められなくなる。半分以上の社員が希望しない旅行を無理矢理に続ける必要は無いという判断で平成13年以降、社員旅行を取りやめることにしたのである。

 

創立50周年記念旅行とその後の社員旅行

 平成20年を底に公共事業予算は少しずつ回復し、平成21年からは利益が出せる状態になっていた。そうした中、平成24年12月の笹子トンネル天井板崩落事故による道路施設点検特需で仕事が大幅に増え、これを契機に当社の経営は一気に軌道に乗ることができた。

 創立50周年の平成25年には、9年振りの社員旅行として台湾へ行った。「台湾を愛した日本人土木技師 八田興一」の著者である古川勝三先生に同行していただき、台南市にある八田興一の銅像や彼が造った烏山頭ダムを見学してきた。

 小泉政権時代に「公共投資基本計画」が廃止され、それを契機にインフラ不要論が叫ばれるようになっていたのであるが、民主党の鳩山政権が「コンクリートから人へ」をキャッチフレーズに誕生すると、さらにマスコミが「公共事業悪玉論」「公共事業絶対悪論」を煽りだし、土木技術者は肩身の狭い思いを余儀なくされていた。大学や高専から「土木工学科」の名称が消えるまで「土木」の人気は低下していた。

 戦前、日本が台湾を統治していた時代に、土木技術者・八田與一が台南市に烏山頭ダムを造り、不毛地帯であった‎嘉南平野を15万ヘクタールの大穀倉地帯に変え、台湾経済の発展に大きく貢献している。70年以上経った今でも八田與一は台湾の人々から尊敬され、中学校の教科書にも紹介されているのである。

 烏山頭ダムのほとりには、地元の人たちが建立した八田與一の銅像と八田夫婦の墓がある。台湾に行き、その前に立てば、土木技術者としての誇りと自信を取り戻せるのではないかと思ったからである。

 台湾旅行以降は社員旅行を再開し、「東京・横浜」、「北海道(道央)」、「グアム」、「立山・黒部アルペンルート」に行っている。

 過去の経験から、平成25年以降の旅行については、費用を全額会社が負担している。

 

創立55周年記念ヨーロッパ旅行

 私は数年前から社員に対して、「55周年には全員でヨーロッパへ行こう」と夢を語り、高い経営目標を掲げてきた。社員はこれによく応え業績を伸ばし、平成29年度には念願であった20億円の受注目標を突破することができた。

 旅行先は社員の希望を優先させ、イタリア、フランス、ドイツへ3班に分かれて行くことにした。1カ国より3カ国に社員が行けば、より多くの情報を集めることができ、それが会社の財産になるという思いもあった。

 ヨーロッパ旅行に参加した社員は、イタリアが30名、フランス27名、ドイツ31名(この内の10名は新入社員)であった。旅行に同伴した家族は、イタリアが6名、フランスが2名、ドイツが1名であった。社員全員で行くことが私の目標であったが、自身の健康、子供の世話、親の介護などの問題を抱え参加できなかった社員がいた。本当に悔しい思いがした。

 過去の海外社員旅行では、必ずなにかしらのトラブルがあった。平成5年のハワイ旅行では、社員の一人がパスポートの入ったセカンドバックを置き引きされた。平成6年に香港へ行ったときも社員の一人がスリにあった。平成25年の台湾旅行では、社員が途中ではぐれて大騒動になった。平成28年のグアム旅行では、航空機のトラブルで帰国時間が大幅に遅れ、ご家族に心配をおかけした。

 ヨーロッパは、日本のようには治安が良くない。2~3名はスリや置き引きに遭うだろうというのがJTBの当初の予想であった。

 しかし、親睦会役員とJTB添乗員による事前の準備と現地での気配り、社員の協力のお陰で誰一人被害に遭遇することなく、体調を崩すこともなく無事に帰ってこられて、ホッとした。

 

あとがき

 平成25年の社員旅行以降、参加者全員に旅行記を執筆していただいている。

社員が書いたレポートを読むと、社員がどのような視点でものを見、そして考えているのかを知ることができる。

 抜群の文章力を持った社員、独特の感性を持った社員、優れた論理的思考をする社員、日常業務とは関係ない分野の専門知識を持った社員などを発見すると嬉しくなる。

小学生のような文書を書いていた社員が、旅行記を書くたびに成長する姿を見るのもまた楽しいものである。

 人間の幸せは「愛されること」「褒められること」「役に立つこと」「必要とされること」だと言われている。

 第一コンサルタンツは、建設コンサルタンツの仕事を通じて社会に貢献できる人材の育成を目指している。毎年、多忙な仕事の間隙を縫って社員旅行に行っているのは、知らない場所で社員同士が助け合いながら見聞を広めれば、大きく成長すると期待しているからである。

 5年後には創立60周年を迎える。社員全員で再びヨーロッパに行くことを目標にして、さらなる社業の発展を目指してゆく決意である。

 

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社歌【ガードレール】

 作詞:河村泉兵衛

 作曲:金子裕則

 歌唱:OTOGI with 当社社員


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