OD調査とは、Oは起点(origin)、Dは終点(destination)を表し、「起終点調査」とも呼ばれます。一般に、登録自動車からサンプルを抽出し、ある一日の自動車の動きについてアンケート調査を実施します。調査項目は、出発地、目的地、運行目的、積載品目、運行時刻等で、これらを集計解析することにより、自動車の地域間流動、運行目的、時間分布等を把握することができます。全国規模のものとしては、国土交通省が中心となり、最近は国勢調査の調査年に合わせ、「道路交通センサス(全国道路交通情勢調査)」として実施されています。
◆OD調査の流れ
調査の実施工程を検討します。 |
対象車両名簿の整理、サポートセンター設置、調査物件準備、調査員研修等を行います。 |
訪問調査:調査員が対象者を訪問し、説明を行い
調査票を配布します。 |
回収した調査票の整理を行います。 |
調査票の回答内容を必要に応じコード化し、電子データ化します。 |
調査結果のとりまとめを行います。 |
◆調査員研修風景
業 務 名 | 平成22年度 高知県内道路交通センサスOD調査業務 | ||
年 度 | 平成22年度 | 発 注 者 | 国土交通省 四国地方整備局 土佐国道事務所 |
範囲・規模 | 高知県内全域(訪問調査:11,501件、郵送調査:1,481件) |
業 務 名 | 南道調 第3-1号 道路交通情勢調査(交通量観測等)委託業務 | ||
年 度 | 平成11年度 | 発 注 者 |
高知県南国土木事務所 (現在名:中央東土木事務所) |
範囲・規模 | 南国土木事務所管内9市町村(訪問調査:3,322件) |