地震、津波、豪雨などの災害から命を守るための道、地域社会を活性化させるための道路ネットワークなど、高知県にとって道路は重要なインフラであり、早期整備が強く求められています。
弊社は、道路の多様な機能を十分に発揮させ、安全・安心で豊かな地域社会の創造を目指しています。各分野の専門技術者が連携して、地元ならではの経験や発想を活かし、高規格道路・一般道路・道路構造物・維持管理など道路に関する調査・計画・設計に取り組んでいます。
◆最近の業務実績 |
平成21年度 |
高知県管内一円地域活力基盤創造交付金1.5車線的道路整備計画検証委託業務 高知県土木部道路課 |
国道195号ほか道路事業に係る費用便益分析検討委託業務 高知県土木部道路課 |
平成20年度 |
高知県管内一円地方道路交付金1.5車線的道路整備事業技術基準検証 高知県土木部道路課 |
平成19年度 |
国道195号道路改築高知県公共事業再評価資料作成委託業務 高知県高知土木事務所 |
平成18年度 |
国道439号道路改築高知県公共事業評価資料作成委託業務 高知県中央西土木事務所 |
平成22年度 |
安芸道路周辺道路交通ネットワーク検討(道路概略設計)委託業務 高知県土木部道路課 |
県道春野赤岡線交通安全対策道路概略設計委託業務 高知県高知土木事務所 |
平成21年度 |
安芸道路外整備検討業務委託
(平成21年度 土佐国道事務所事務所長表彰受賞) |
国道439号地域活力基盤創造交付金道路概略設計委託業務 高知県安芸土木事務所 |
平成20年度 |
安芸道路外路線検討業務委託 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
平成18年度 |
県道土佐伊野線地方道路交付金道路概略設計委託業務 高知県中央西土木事務所 |
平成21-22年度 |
中村宿毛道路外測量設計業務委託 国土交通省四国地方整備局中村河川国道事務所 |
平成21年度 |
越知道路実施測量設計業務委託
(平成23年度 土佐国道事務所事務所表彰受賞) |
四国横断自動車道(平串地区外)測量設計業務委託 国土交通省四国地方整備局中村河川国道事務所 |
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県道有岡川登線地域活力基盤創造交付金道路実施測量設計委託業務 高知県幡多土木事務 |
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国道195号道路改築暫定2車線供用道路設計委託業務 高知県高知土木事務所 |
平成20年度 |
中村管内測量設計(その2)業務委託 高知県幡多土木事務所 |
県道宗呂中村線地方道路交付金道路実施測量設計委託業務 高知県幡多土木事務所 |
平成19年度 |
県道土佐伊野線地方道路交付金道路実施測量設計用地調査委託業務 高知県中央西土木事務所 |
国道493号特殊改良一種道路実施測量設計委託業務 高知県安芸土木事務所 |
平成22年度 |
中村管内歩道測量設計業務委託 (平成23年度 四国地方整備局局長表彰受賞) 国土交通省四国地方整備局中村河川国道事務所 |
土佐管内歩道調査業務 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
平成21年度 |
県道高知安芸自転車道線測量設計委託業務 高知県安芸土木事務所 |
平成20年度 |
拳ノ川歩道外測量設計業務委託 国土交通省四国地方整備局中村河川国道事務所 |
平成19年度 |
平田歩道測量設計業務委託 国土交通省四国地方整備局中村河川国道事務所 |
平成22年度 |
四国横断道構造物等設計業務委託 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
平成21年度 |
四国横断自動車道構造物等設計業務委託 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
平成20-21年度 |
田村地区外構造物設計業務委託 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
平成19年度 |
高知南国道路他構造物設計業務委託 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
四国横断自動車道(中土佐地区)構造物設計業務委託 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
平成16年度 |
国道195号道路改築構造物設計委託業務 高知県高知土木事務所 |
平成21年度 |
大橋通交差点外1件路面標示資料作成 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
国道195号道路改築道路情報施設等配置設計委託業務 高知県中央東土木事務所 |
平成20年度 |
四国横断自動車道排水施設等設計業務委託 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
平成19年度 |
四国横断自動車道路面排水施設等設計業務委託 国土交通省四国地方整備局土佐国道事務所 |
平成18年度 |
潮新町線道路照明設計委託業務 高知市建設下水道部道路建設課 |
土佐橋地区交通結節点改善事業に伴うバス駐車場設計等委託業務 高知市都市整備部都市計画課 |
路 線 名 : 国道56号 中村宿毛道路(古津賀地区)
平成23年3月、国道56号中村宿毛道路(古津賀地区)が4車線道路として完成しました。国道56号中村宿毛道路は、高速交通ネットワークを形成する自動車専用道路部と、四万十市街地の交通混雑の緩和を目的とした一般道路部からなる道路で、古津賀地区は一般道路部に該当します。
弊社は、市街地を通過する現道を2車線から4車線に拡幅する道路実施設計を行うとともに、交通渋滞の原因となっている終点部の設計を行いました。
計画地は高知方面から四万十市街地への入口部になっており、交通量が非常に多いことから、市街地の建物への影響と現道交通を確保した計画に配慮しました。また、ボトルネックとなっていた終点部交差点の交差点解析を行い、交差点形状や信号現示を決定しました。
路 線 名 : 国道195号(通称あけぼの街道:高知工区)
平成23年10月、国道195号(通称あけぼの街道)のうち、高知工区(高知市弥右衛門~南国市岡豊町中島)暫定2車線(1部4車線)として開通しました。
あけぼの街道は高知市から土佐山田町に至る現国道195号の交通渋滞と幹線機能の充実による地域の発展を目的とした、4車線の新設バイパス道路です。
弊社は、あけぼの街道のうち高知工区における道路実施設計、交差点設計、構造物設計、内水解析等を行いました。
平成10年には、計画地の一部が高知豪雨により浸水被害を受けたことから、その後の設計では道路整備後の豪雨時における周辺地域への影響を解析したうえで、規模の大きい排水路の整備、避溢ボックスの設置などの排水対策の強化を行いました。また、道路周辺が農地であったことから、道路整備による農地への影響を極力抑えるように配慮するとともに、周辺の用水路を細部まで調査し、現状の機能が確保できるよう復旧計画を行いました。
路 線 名 : 都市計画道路はりまや町一宮線(比島工区)
平成22年3月、都市計画道路はりまや町一宮線のはりまや工区の暫定供用開始に伴い、比島工区(高知市北本町3丁目~県道比島旭町線)が4車線道路として完成しました。
はりまや町一宮線は、高知ICと高知市中心市街地を結ぶ新たな南北道路軸の幹線道路として、南北市街地の均衡のとれた発展に役立つ道路として整備されています。
弊社は、当該路線の道路予備設計、道路詳細設計、平面交差点設計などを行いました。道路詳細設計では、ワークショップによる地元意見の収集、とりまとめを行い計画に反映するとともに、並行して行われていた土地区画整理事業、下水道事業等との調整を図りながら計画を行いました。また、県道比島旭町線(通称産業道路)との交差点においては、交差点解析を行った上で信号現示、交差点形状を決定するとともに、施工時の切り廻し計画を立て、現道の交通への影響に配慮した計画を行いました。
路 線 名 : 県道高知東インター線(高知市工区)
県道高知東インター線は、現在建設中である高知東部自動車道(高知南国道路)の高知東IC(仮称)と周辺の幹線道路との連結を目的とした新設道路で、平成22年2月に国道55号~県道田村高須線を結ぶ区間が供用されました。
弊社は、当該路線の道路予備設計、道路実施設計、交差点設計、構造物設計のほか、道路標識や照明などの道路付属構造物の設計を行いました。計画地は国道195号と同様に平成10年の高知豪雨による浸水被害を受けており、避溢ボックスなどによる排水対策の強化を行いました。また,交通量の多い国道32・55号との交差点設計では、国道の交通への影響に配慮した交差点解析や施工計画を行うとともに,信号機の移設計画、情報ボックス移設計画、道路標識の計画も行いました。道路標識の支柱は、国道部の拡幅で撤去した支柱を移設し、コスト縮減を図りました。
路 線 名 : 県道春野赤岡線(桂浜への入口交差点)
春野赤岡線と県道桂浜はりまや線の接合部で高知県の観光名所である桂浜の入口部である交差点において、交差点付近の平面線形の見直しと、高知方面からの桂浜へ向かう車両のための左折占用レーンの設置計画を行いました。
本交差点は、交差点直前が急カーブとなっており、高知方面からの車両が交差点を認識しづらく、桂浜を訪れた人が交差点を通り過ぎる場合や、信号で停止している車両に追突する危険性がありました。
本設計では、少しでも交差点が認識できるように、道路の線形改良を行うとともに、高知方面から桂浜への左折占用レーンの設置計画を行いました。左折占用レーンは急カーブの手前まで伸ばし、さらに舗装に着色を施すことで、交差点を認識しやすいように工夫したほか、交差点付近の勾配が急勾配であることから、減速を促す路面標示を設置し、安全性にも配慮しました。
本事業は、平成22年12月後半に設計が発注され、翌年のゴールデンウィーク(最も利用者の多い時期)までに工事を完了するというハードスケジュールでの事業でしたが、設計完了後すぐに工事が着工され、平成23年4月に完成しました。
施工前
施工後
路 線 名 : 県道宮ノ口深淵線
県道宮ノ口深淵線の道路及び構造物設計では,当該路線がほ場整備された優良農地を分断するように通過することから、道路整備後の残地形状や用水路の復旧に配慮しました。また、計画地の中央部付近にある河川渡河部については、橋梁、アーチカルバートによる比較検討を行い、経済性、施工性に優れるプレキャストアーチカルバートを採用しました。
本路線は、現在施工中で一部供用されています。
路 線 名 : 都市計画道路潮新町線
高知市の都市計画道路の1つである潮新町線は、交通量が多く慢性的な交通渋滞が発生している県道桂浜はりまや線の渋滞緩和などを目的として整備され、平成21年1月に新たな4車線道路として供用されました。
弊社は当該路線に関する、道路予備設計、道路実施設計、交差点設計、構造物設計などを行いました。
交差点計画においては、計画の終点部となる県道桂浜はりまや線との交差点は、変則の5差路となる上、県道桂浜はりまや線と平行して走る土佐電鉄とも交差しており、本路線の接合による渋滞の増加や、土電利用者の安全性の確保が必要であったことから、交差点解析を行い、適正な交差点形状と信号サイクルを計画するとともに、土電利用者の安全を確保するために電停の移設を行いました。
路 線 名 : 弥右衛門アメニティロード線
高知市が進める弥右衛門土地区画整理事業の一環として、土地区画内の道路である、弥右衛門アメニティロード線の道路設計を行いました。安全で快適な歩行空間を確保するために、歩道内に休憩スペースを確保し、東屋やベンチを設置したほか、自動車の速度を低下させるために車道の線形を波形にするなどの工夫をしました。そのほか、舗装、照明施設、植栽などについても、景観に配慮した計画を行いました。
計画段階では、ワークショップを開催し、地元住民の意見をとりいれるなど、地元の方と一緒に計画を進めていきました。ワークショップでは、パースや模型などを作成し。地元の方ができるだけ完成後をイメージできるような資料づくりを心がけました。