平成23年3月11日に発生した東日本大震災は地震だけでなく、直後に発生した津波によって多くの貴重な人命と財産を奪い去りました。
東日本大震災での地震の規模はこれまでの常識を覆すほど大きなものであったため、高知県など南海地震による被害が予想されている地域では、設計に用いる地震規模の見直しを含めた対応に迫られています。
落石は,その大きさや位置によって想定される被害が異なるため,対策工を入念に検討する必要があります。
私たちは、地元を熟知したコンサルタントの立場から、来るべき地震・津波に対して適切な避難計画の検討、提案や津波防護施設の設計などを行っています。
◆業務内容
津波避難計画の策定 |
地域特性を調査した上で、津波避難計画を策定します。 避難経路を示すだけでなく、地域の問題点も指摘し、その解決に向けた方策を提案しています。 |
建築物の耐震診断 |
地震動による建物の変状や被害の規模を想定します。 その結果をもとに耐震工法の提案も行います。 |
公共構造物の耐震診断 |
建物だけでなく、橋や堤防などの公共構造物も地震動による影響を受ける可能性があります。 それら公共構造物についても現状調査を実施して、耐震構造の提案、設計を行います。 |
津波避難施設の設計 | 住宅地の周辺に津波避難に適した場所や構造物がない場合,津波到達までに住民の避難ができるよう,避難タワーや避難広場,避難道路の設計を行います。 |
業 務 名 | 久礼小学校避難路整備工事測量設計委託業務 | ||
年 度 | 平成22年度 | ||
発 注 者 | 高知県 高岡郡 中土佐町 | ||
範囲・規模 |
高知県高岡郡中土佐町久礼 避難路(歩道)詳細設計L=0.13km |
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概 要 |
久礼地区の主要な津波避難場所となる久礼小学校へ至る坂道の改修設計を行いました。 山留擁壁は急傾斜地崩壊危険区域であることを考慮して設計しました。 |
業 務 名 | 奈半利町加領郷地区津波避難整備計画策定委託業務 | ||
年 度 | 平成21年度 | ||
発 注 者 | 高知県 安芸郡 奈半利町 | ||
範囲・規模 |
高知県安芸郡奈半利町加領郷地区 津波避難計画策定n=1式 |
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概 要 |
奈半利町の漁業の中心である加領郷港周辺の加領郷地区において,津波からの避難計画を立案しました。 住民からの聞き取りや現況調査結果を反映し,今後の整備方針を整理しました。 |
業 務 名 | 平成21年度 災害時における受援体制検討業務委託 | ||
年 度 | 平成21年度 | ||
発 注 者 | 国土交通省 四国地方整備局 四国技術事務所 | ||
範囲・規模 | 災害時の受援体制検討n=1式 | ||
概 要 |
南海地震など大規模な災害が発生した場合,被災地での援助受け入れについて現状の問題点や改善項目を抽出し,より効率的な体制を構築するための検討を行いました。 |
業 務 名 | 久礼地区地震津波避難計画策定業務 | ||
年 度 | 平成20年度 | ||
発 注 者 | 高知県 高岡郡 中土佐町 | ||
範囲・規模 |
高知県高岡郡中土佐町久礼 地震津波避難計画策定n=1式 |
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概 要 |
中土佐町の中心部である久礼地区および鎌田地区,大野地区において,南海地震による津波からの避難計画を策定しました。 道路状況を考慮したシミュレーションにより避難困難箇所を抽出し,施設整備計画を取りまとめました。 |
業 務 名 | 漁港漁村津波対策基本方針策定委託業務 | ||
年 度 | 平成16年度 | ||
発 注 者 | 高知県 漁港課 | ||
範囲・規模 |
高知県高岡郡中土佐町上ノ加江 津波対策の基本方針策定n=1式 |
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概 要 | 高知県の海岸沿いに多く点在する漁村について,津波避難対策の基本方針を策定しました。中土佐町上ノ加江をモデル地区に検討を行いました。検討委員会の運営と,議事録の取りまとめ,課題の検討を行いました。 |
業 務 名 | 上ノ加江漁港漁業集落環境整備工事測量設計委託業務 | ||
年 度 | 平成16年度 | ||
発 注 者 | 高知県 高岡郡 中土佐町 | ||
範囲・規模 |
高知県高岡郡中土佐町上ノ加江 津波避難計画(案)の作成n=1式 |
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概 要 | 漁港課で策定する津波対策基本方針の検討に用いるため,社会環境調査や避難シミュレーションを実施しました。調査結果,シミュレーション結果は基本方針の検討材料に用いました。 |
業 務 名 | 赤岡漁港漁村コミュニティ基盤整備事業設計委託業務 | ||
年 度 | 平成16年度 | ||
発 注 者 | 高知県 香美郡 赤岡町 | ||
範囲・規模 |
高知県香美郡赤岡町松ケ瀬地区 津波避難広場の設計n=1式 |
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概 要 |
南海地震で大きな被害が予想される香美郡赤岡町(現香南市赤岡町)において,津波避難広場の詳細設計を行いました。 「漁村における津波対策基本方針」に従って設計条件の設定を行い,擁壁は地震や地震に対しても安全となるよう詳細設計を行いました。 |